映画:デトロイトメタルシティ感想
闇の子供達の次がDMCと言うのも一貫性が無いが、私は正直無限に広くペラペラ浅い雑食いや雑視聴派なので問題ない。
勤めの帰りに映画館が妙に盛況なので覗いてみたら、1000円デーと言うことでとりあえず入り、でも「全米No.1何たら系」は受け付けないので、何となく気にはなっていたが1800円は払えんDMCを見る(^_^);;
当然原作は知らないオタクなのでマンガは読むが知らない、かといって映画になるから急に読み出して「ファンだったフリ」をするお姉ちゃんもバカっぽい(事実劇場にも終わったあと原作は〜とブチ上げているにわか小娘が多かった )ので、今回は未読な自分を褒めてあげたい?
※恐らくここからネタバレ
いや〜癒されたよ宮崎美子、キレキレだった松雪泰子、無論想像したより完璧に対極2役を演じきった松山ケンイチも評価されるべきだが、今回はワキ役がそれを上手く際だたせた気がする。
宮崎は後半の根岸(松山)が理想と現実の狭間で悩み里帰りしたシーンで、クラウザーさんが根岸であることを見抜いた上で、あえて素知らぬフリでクラウザーさんの良い所やファンとの関係性を話し、根岸を再度DMCへと導くトコは不覚にも感動しました。いやぁ宮崎美子はこういう母ちゃん役がよく似合いますね。
逆に松雪はかなりキレたレコード会社社長?で、ことあるごとに根岸に乱暴?し、デスメタルをたたき込んでいるのですが(狂犬グリとグラは笑った)、言葉の端々に根岸の才能に対する期待、またその成長課程を楽しむ姿が垣間見え、ある意味育ての親と言うか母と言うか、乱暴に見守る?女に何か複雑でいて暖かい味を感じました。
とにもかくにも根岸はこの2人の対極な「母(女)」の間を行き来して変化を遂げた訳で。
いちようクラウザーさんにも触れとくと、遊園地のトイレ後輩君とおしゃれポップでスウィングは秀逸だった、最後のバンド対決も意味不明で面白かったが、個人的にはその前の会場へ向かうまでの件がいい盛り上げ方だったと思う。
あ、そうそう洋楽好きな友人が騒いでた、ブラックメタル界の帝王:ジャック・イル・ダーク役はジーン・シモンズっていう有名人だったんですね。正直知らない私には、外タレなのでソフトバンクCMのお兄ちゃん役と変わらないのは残念でした。
総括すると意外とマンガ原作(未読だがマンガ独特の演出と言う意味で)の良さを潔く残し、奇をてらわず配した俳優がハマリ役で(一部例外あり)、音楽好きには気になるゲストあり、メタル部分は良い意味で嫌悪感?を感じる程見るものがあり、宮崎美子はピカピカに光って、松雪泰子はキレキレだった映画(総括してないやん)
あ、でも1800円では無理(^_^);; 個人的にはロビーに飾ってあったアニメメジャー劇場版「友情の一球」の大きなポップが気になったアニメファンの感想でした。
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