注目してもらいたかった?
有力な「目撃証言」をした女性(23)がウソをついていたことの言い訳が「注目してもらいたかった」そうなのですが、私が気になるのは、いい歳した大人が「何さびしんぼうゴッコしとんねんボケ」でなく。
注目して欲しいと言って警察にウソの証言をつくに至るその短絡的な考え方、常識があれば100歩譲って思い付いても心で歯止めがかかるハズ…ができないその心理です。
私はここ数年の物事や人に抵抗しない「流す」世情が関連している気がするのです。
子供が逆ギレ(抵抗)するから叱らない、仲間ハズレ(抵抗)は嫌だから万引きする等、いずれも悪いと知っていながら抵抗することなく「流して」形だけ解決(仮)にする。
別に言い換えれば、悩み(注目して欲しい)があるがそれに抵抗(努力「自分にできるレベルで」)せず、安直にしかも自分以外の迷惑や常識は全く見ずに流す(いきなり自己満足「警察にウソ目撃証言)
マンション売りたい、でも高いと売れない、ではコツコツ企業努力(抵抗)は無かったコトにして「流し」中抜き工法(悪いと知っていて)で大安売り。
どれも嫌な事(抵抗)は無かったこと(流す)にして、いきなり自己満足型の生き方&商法で当然それはウソや詐欺で違法だから今まで誰もしなかった訳で、面倒臭い(抵抗)から違法なコトに目が向かない、もしかして認識もない?(女性23歳)状態が下地となって教育されてきたとしたらかなり問題。
社会の大きな流れとして、年功序列から成果主義になり安易に結果が求められるコトが、まん中(抵抗)を見ないコトにした成果の希求が生まれたとも思ったが、成果主義はまだ色々試行錯誤(抵抗)を乗り越えて日本にマッチする形があるかもしれないので保留。
犯罪者と被害者がお互いに努力(抵抗)しない代表として「コンビニ強盗」もある。
聞けばコンビニの店員はレジに数万だけ入れておいて売り上げは移し替えてあるので、強盗が来たらレジの金を渡して「逃げてもらう(流す)」そうで、確かに人命を尊重する方法だが。
だが、それに味をしめて同じコンビニに別の強盗が何度も入ることがあり、変なもの言いだけど強盗も抵抗を受けてでも大金(売り上げ)をせしめるより、2〜3万でも「流し」で安易に現金が手に入る方を選ぶ。
犯罪者と被害者がお互い面倒なコト(抵抗)を避けて、お金のやり取りをするいわば変な寸劇状態で流され、ニュースにもなることなく1週間後には誰も知らない。
10年前には年に1回レベルの犯罪が週1ペースでおこる昨今、案外、人とぶつかり人と交わり、他人を気にすること、確かに面倒(抵抗)ではあるが、そんな日常が「流し」から起こり得る犯罪を未然に防ぐのかも。
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